2016年10月6日木曜日

【ネタバレ有】オーガスト超大作「千の刃濤、桃花染の皇姫」クリアと感想!(キャラ編)

「千桃」の感想、キャラ編(ネタバレあり)

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宮国朱璃
オーガストの醍醐味はやっぱり「姫」ヒロインでしょう!ということで私はダントツで朱璃推しだったんです。プレイ前はね…。
今年5月に体験版が配布されて早速プレイしたわけですが、彼女が冒頭の陵墓を参拝するシーンで世界観の緻密さに感動し、宗仁と朱璃が出会い追手の共和国兵の銃撃を呪装刀で弾くシーンは朱璃様カッケー!ってマジで思いました。
しかし残念ながら、グランドENDまで終わらせてから振り返ると私の朱璃に対する評価はこのシーンがピークだったかなと。なぜならこの時点の彼女は手段の善悪はともかく小此木を討つという一つの目的においては意思が全くブレない鋼の意思を貫くキャラだったからです。3年間剣術の練習に明け暮れてましたしね。それが宗仁と出会って変わり始めた。彼女が拉致されて犯人に選択を迫られた時、小此木の復讐より臣下である宗仁の命を選んでしまったのが致命的でした。オーガスト過去作の「姫」ヒロインには剣術を通じて主人公と一緒に成長していくといった過程はありましたが、主人公の方が精神的に成熟していて未熟な姫に「主として振れないでくれ」って説教するのは前代未聞じゃないかと。終盤の活躍についても、皇祖様の転生も禍魄の封印も黒主大神との交渉も血筋から来る特殊能力によるもので彼女自身の人間性とは無関係ですしね。私が朱璃に期待していたのは刀術はもちろん、過去作のフィーナやリシア様のように言葉で民衆や臣下達を突き動かすような活躍でした。もし朱璃が民衆を奮起させることで皇国独立を導く展開ならグランドENDで国民が彼女を皇帝として受け入れたのも納得できたんですが。余談ですが、本作タイトルの「千の刃濤」という言葉からは皇帝の呼びかけによって無数の国民が独立に向け立ち上がる光景をイメージしていました。

稲生滸
呪装刀で戦うシーンは朱璃に負けず劣らずカッコイイです。彼女のエピソードは三年前の戦争で自らが率いる部隊を壊滅させてしまった自責の念を克服して稲生家や奉刀会のトップに立つ責任を果たすというものでした。しかし個別ルートとしては拍子抜けするほど短いです。(これは最初の個別ルート分岐なので国の奪還までやってしまうと本ルートに戻った時にワクワク感が下がるからでしょうね)

鴇田奏海
偽皇帝として祀り上げられた翡翠帝こと奏海ですが、少し義兄様想いのヤンデレ入ってるのが意外でした。本編のエピソードよりも、電撃G'sマガジンに乗ってた宗仁と翡翠帝が学院の庭でお弁当を食べるサイドストーリーが畏れ多くも陛下と昼食をご一緒するという雰囲気で気に入っています。

椎葉古杜音
正直、最初見た時は過去作「夜明け前より瑠璃色な」の朝霧麻衣に似てるな~という印象だけでノーマークだったんですが、製品版をプレイして一番のお気に入りになりました。Androidの千桃時計で彼女の「○時○分でぇ~ございまーす!」というセリフも可愛いですね。彼女のルートでは皇国は翡翠帝を君主とする議会民主政の国家となり、古杜音は共和国に渡り礼拝堂を建設し争いの無い世界を作るために奮闘するという、実質的にグランドEND2といった印象を受けました。民主政&人間(言葉)の力で平和を作っていく点がメインルート(朱璃)と対になる感じですね。
朝霧麻衣と違って、この童顔にも関わらず89Eカップ…!


エルザ・ヴァレンタイン
共和国の総督の娘でありヒロインの一人である金髪白人のエルザですが、彼女は皇国の【カビの生えた君主政】を壊して【民主政治を導入したい】という主張します。彼女は白人の発明した政治システムが当然に優れていると考える白人至上主義者(消極的レイシスト)とも言えるわけで、これは嫌われ者を作らないオーガストにしては中々挑戦的なキャラだなと思いました。


サブキャラ
サブキャラの中では皇国に唯一残った来嶌財閥の総統である来嶌・マクスウェル・紫乃さんがギャグ枠でお気に入りですね。プレイ後は更科家の当主であり料亭「美よし」の女将である更科睦美さんの魅力に気が付きました。


各ヒロインの感想はこんなものかな?


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